単行本『あの日のオルガン』

暑い日がつづいてますね。

 

装画のお仕事をいたしました。

単行本『あの日のオルガン 疎開保育園物語』、著者は久保つぎこさん、朝日新聞出版より発行。

装幀は田中久子さんです。

この作品は映画化され、来年2月に公開されるそうです。映画のサイトはこちらです。

扉絵も描きました。

太平洋戦争のとき、東京に住む小学生以上の子供達は学童疎開などである程度守られていたのですが、もっと小さい子供達は親と離れて暮らすことが難しかったりするので、親たちと共に空襲のなか東京に残っていた子が多かったそうです。

でも親たちは軍関係の工場で働いたり地域の活動などで忙しくて、小さな子は昼間は保育園や幼稚園にあずけられていたそうです。

空襲が激しくなってきても保育園の疎開がまだ考えられていなかったときに、子供達を守るために保育園の疎開を試みた若い保母たちがいらしたとのこと。

そんな当時の関係者の方々への丹念な取材に基づくノンフィクションの作品です。

当時の写真も(現在の写真も)たくさん掲載されています。

 

状況は違いますけど先日の豪雨災害でも、子供達のストレスが心配されているそうですね。

命を守った上で更に子供らしい心を守ることを頑張った疎開保育園のみなさんのこと、改めて凄いことだなと思いました。

映画の公開も楽しみです。

 

 

 

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小説扉絵『切れなかったもの』

西日本の豪雨の災害、心よりお見舞い申し上げます。

まだ危険なところもあるそうですね、気温が暑いというだけでもたいへんなのに。

どうか一刻も早く心の休まる時がきますように。

 

お仕事のお知らせをいたします。

ポプラ社の文芸誌『asta*』8月号にて加藤千恵さんの読み切り小説「切れなかったもの」の扉絵を描かせていただきました。

ADはbookwallです。

ストーリーは秘密にしますが姉妹が登場するお話で、私も姉との二人姉妹なのでなんとなく言葉にしないで理解し合うような感覚に激しく共感してしまいました。

 

『asta*』は毎月上旬に発行されて書店などでも入手できるようですが、確実に手に入れていただくには、定期購読がおすすめなようです。ホームページから申し込みできます。よろしかったら是非。

 

今回のお仕事は以前大島真寿美さんの『ピエタ』でお世話になった編集者のかたからのご依頼でした。『ピエタ』は私にとって装画初仕事なのです。数えてみたらあれから7年以上経っているんですね。

その後のいろんなお仕事のほとんどが『ピエタ』がきっかけとなっていて、自分には出発点であり目標でもあるような存在です。

再びこのようにご一緒させていただくことができるなんて、本当に有難いことですよね。ひたすら感謝です。

 

またこれからも頑張ろう!

 

 

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花の絵の練習

暑くなってきましたね。

 

スーパーの花売り場にきれいな色のアルストロメリアを見つけました。

花を描くのはなかなか難しいので練習してます。

もっと濃いピンクとほんのり白みがかった緑の葉の色合いが素敵だったんですけど、描いてみるとなかなか同じようにならないです。

 

人物画を描くとき私は主に鉛筆でほとんどを描いてから水彩絵の具で仕上げる感じなのですけど、植物はそうやると神経質で堅苦しい印象になってしまうような気がして悩みの種です。今日は先に絵の具でほとんどを描いて補足程度に鉛筆を足しました。

いろいろ実験してみようと思います。

 

 

 

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単行本『つる花の結び』上下巻

単行本の装画と本文絵を描かせていただきました。

源氏物語『つる花の結び』上下巻、著者は紫式部、荻原規子さん訳です。理論社より発行されます。

装幀は中嶋香織さんです。

源氏物語のシリーズとして2013年『紫の結び』一、二、三巻から始まり、2017年『宇治の結び』上下巻が刊行されて、今作『つる花の結び』上下巻で完結されるとのことです。

平安時代の小説ですが、シリーズのこれまで同様今作も本当に読みやすくて、古典が苦手な私が気付いたら夢中でページをめくっているんです。するすると物語に引きずり込まれてしまいます。

『紫の結び』が源氏物語の中心となるお話がまとめられているとしますと、『宇治の結び』は源氏亡きあとの血縁を受け継ぐ人々のお話と思います。そして今回の『つる花の結び』は源氏の君の時代に戻り源氏を取り巻く名脇役のような人々にまつわるお話と言っていいのでしょうか。

平安時代の貴族というのはみんな華やかで多才な雲の上の人と思っていましたが、今回の登場人物は個性的でコミカルな感じの人もいらして、特に私は末摘花の君に少し親近感が湧きました。

本文絵はだいたい各章のはじめと終わりに入っています

 

はじめて『紫の結び』のご依頼をいただいた時には、こんなに続いて絵を担当させていただくことになるとは思いもよらず、まだイラストレーターとしての経験も少なかった私にこのようなシリーズの絵を任せてくださって、本当に有難いことと思います。

たいへん、たいへんお世話になりました。心より感謝申し上げます。

 

素敵な言葉の数々、これからも何度も読み返して気持ちを整えたいと思います。

 

 

 

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ロングヘアーのシャミッソー

先日まで挿絵を描かせていただいていた連載小説『影をなくした男』の著者アーデルベルト・フォン・シャミッソー。1781年生まれ、フランス出身でドイツの人で詩人で植物学者でもあるそうです。

 

当時は人物を撮影するようなカメラがまだなかったのかな、画像検索しても写真はみつかりませんでしたが肖像画は何枚か見つかりました。

ロングヘアーでちょっとハンサムくんなのです。

肖像画を参考に妄想も含めて若い頃のシャミッソー氏を描いてみました。

資料を見るとこの当時のジャケットやシャツはデザインが様々で、襟が斬新なデザインのものが多かった様子。実物を観たことがないので襟の形が今ひとつ把握できていなくて、ぼやかして描いてしまいました。

首回りがキュウクツそうですけど、堅苦しい服を着ている人の姿ってちょっと魅力的に感じます。

 

 

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『影をなくした男』連載終了しました

3月から毎日新聞社毎日小学生新聞にて連載小説の挿絵を担当させていただいていました。おかげさまで無事、5月31日に最終回を迎えました。

『影をなくした男』1814年に刊行された作品。

フランス出身のドイツの詩人で植物学者アーデルベト・フォン・シャミッソー作、ドイツ文学者でエッセイストの池内紀さん訳。

 

主人公のシュレミールは金策のために訪ねた富豪のお屋敷で不思議な灰色の服の男と出会いある取引に応じてしまう…。

お話の展開が早くて、あれよあれよという間に読んでいる私も灰色の男に振り回されていく感じで引き込まれます。そして思いもよらない運命を辿る主人公が可哀想でもあり、羨ましくもあり。

 

著者のシャミッソー氏、ウィキペディアによるとお誕生日が私と同じ日のようで、勝手にちょっと運命を感じてしまいました。

 

 

私は新聞の連載も月〜金のほぼ毎日掲載されるということも初めてでしたので、ちゃんと勤めることができるのか心配でしたけど、スケジュール調整など無理を聞いていただいたりしつつ、おかげさまでなんとか頑張ることができました。感謝いたします!ひとつひとつのことがとても勉強になり、楽しみながら描くことができたように思います。

読者の皆さまも楽しんでいただけていたらいいな。

 

毎日新聞社ではサンデー毎日の連載のときもお世話になって再びのお仕事。本当に嬉しかったです。

有り難いことですよね。

 

 

私のホームページにて全ての挿絵を掲載いたしました。こちら

よろしかったらご覧ください。

 

 

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連載中です、『影をなくした男』

毎日新聞社毎日小学生新聞にて連載中の小説『影をなくした男』で挿絵を担当させていただいてます。

掲載が始まってから1ヶ月以上が過ぎました。

ありがたいことにスケジュールなど無理を聞いていただいたりしながら、おかげさまで頑張ってやっております。感謝。

作者シャミッソーのストーリーは奇抜でとっても面白いです。訳者の池内紀さんがお書きになる語り口調も私にはノスタルジックでしびれます。

連載が始まる前の打ち合わせで、新聞の印刷は薄いトレペを掛けたようにボンヤリしてしまいがちだというお話を伺っていたので、その辺を頭に入れつつ掲載が始まってからも印刷具合を確かめながら、少しずつ線や色を濃くしてみたり、少し柔らかくしてみたりと軌道修正してます。

絵はデータで入稿していて、私はカラー作品をデータ入稿するのは今回が初めてなので画面上で調節してみたりもして。

しかしなかなか難しいですね。ものすごく勉強になります。

 

掲載される絵の大きさはだいたい7センチ四方くらい、原画は8.5センチくらいで描いてます。

何年かまえ、トーベ・ヤンソンの展覧会でムーミンの原画を観たとき、サイズがちっちゃくてその絵の細かさにおどろきました。

私もあんなふうに繊細で小さくて素敵な絵が描けるようになりたいです。

 

 

ところで、きのう 2年ぶりに我が家のアマリリスが咲きました。

うれしい。

 

 

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新聞連載小説『影をなくした男』

新連載のお知らせです。

毎日新聞社毎日小学生新聞にて連載小説『影をなくした男』の挿絵を担当いたします。

作者はフランス出身のドイツ人、詩人で植物学者でもあるアーデルベルト・フォン・シャミッソー。

訳はドイツ文学者、エッセイストの池内紀さんです。

こんな素敵な作品に絵を描かせていただけるなんて…私でいいのでしょうか。。光栄です。

タイトル画と題字も私が描きました。

 

土日は連載はお休みですが、毎週月曜日から金曜日に掲載されます。3月15日から、もうすでに連載は始まっております。

1回目と2回目の掲載紙を送って頂きました。1回目の号には新連載の特集ページが組まれています(写真右側)。

 

19世紀初頭のヨーロッパのお話。

写真がまだなかったとされる時代なので、当時の絵や骨董品や当時を描いた映画なんかも参考にしながら描いています。

調べていて、この頃のファッションってあまりゴテゴテ飾りすぎず色使いも品があってとても素敵だったようで、着てみたいお洋服いっぱい見つかりました。当時のイラストレーションもかなり好きなタイプの絵ばかりで勉強になります。

 

連載は4ヶ月ほど続くそうです。

読んでくださる皆さまに楽しんでいただけるように頑張ります。

 

 

 

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冬のバッタ

今日はだいぶ寒さが和らぎましたけど、ベランダの鉢植えに大きなバッタがいて驚きました。

バッタといったらもっと暖かい季節に見かけるイメージでした。

どこにいるか判りますか?

 

かわいい。

どうしたの?と思って調べたらツチイナゴといって成虫で越冬する種類なのだそうです。

寒いの大丈夫なんですね。

夕方にはどこかへ行ってしまったようで、見つけられませんでした。

また遊びにきてほしいな。

 

 

 


小説挿絵『左之助の惚れ薬』(読み切り)

挿絵のお仕事をいたしました。

講談社 小説現代 2月号に掲載されています読み切り特集、小説『左之助の惚れ薬』に扉と中間の挿絵を描かせていただきました。

著者は昨年「幕末ダウンタウン」で第12回小説現代長編新人賞を受賞なさった吉森大祐さんです。

新撰組の槍の名手として知られている原田左之助、彼の恋の行方を描いたコメディーと言っていいのかな。

私は江戸時代やお侍さんを描くのも初めて、コメディーも初めてで、ご依頼をいただいたときはその旨をお伝えしまして、「やってみたかった!」という憧れだけを自信に変えてお引き受けさせてもらいました。

とはいえ「面白い」を絵で表現するのは難しかった‥、編集のかたに顔の表情などアドバイスをいただきながら描き上げた次第です。(たいへんお世話になりました、ありがとうございました)

とにかくストーリーが面白いので、読むかたの笑いの邪魔にならないようにと願いつつ。

原田左之助は実在した人物で、美男子だったそうな。ファンの人も多いみたいですね。

幕末の頃は髪型もいろいろで女の人なんかは特に身分とか地域の流行りなんかで違ってくるようで、興味深かったです。

 

吉森さんの受賞後の第一作目とのことです、是非。

 

 

 

 

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